テンションコントロール
フィルムを適切な繰り出し量(バックテンション)をデジタル管理して綺麗に巻取りたい?
2022年7月19日 火曜日
フィルムを巻き取る時に、フィルムが弛まないように張った状態で、シワがよらず巻き取りたい。
但し、バックテンションが強すぎてフィルムが破れたり縮んだりせず、常に一定の適正なバックテンションがかかった状態で巻いていく必要がある。
要するに「一定の送り速度、一定の張力で巻き取る」こと。
「適切なバックテンション」によって、フィルムに一定の張力を与えた状態で巻き取ることができます。
「一定の張力」を実現する為の巻取りモータとブレーキの選定がポイントになります。
巻き取っていくと右のロールの径の変化によってトルクを変えていく必要がある。
重要なことは、巻き始めから巻き終わりの状態に進むにつれて、「回転速度は遅く」「トルクは大きく」なることです。
ST-Servoシリーズでは、ロールの外径に応じて、設定されたトルクをデジタル的に変えることが可能です。
ST-Servoシリーズ
省エネ対策をしたいのですが、ステッピングモータの消費電力を下げる方法(省電力)はありますか?
2022年6月28日 火曜日
エンコーダ付きステッピングモータ(ST-Servoシリーズ)では、負荷状態により最適に電流を制御しているためモータの発熱が少ない為、消費電力が少なく省電力で省エネです。
従来の制御と比べて消費電力が(当社比)75%減となります。
ST-Servoシリーズを使用して頂くことによって、省エネ・省電力対策が可能になります。
ACモータ(トルクモータ)とST-Servoでロープを引っ張り合い、釣り合う付近で停止させ、30分程度放置。両モータの温度・消費電力を測定
ST-Servoシリーズ
巻き取り・巻き出し機構に最適なシステム(モーター、センサ、制御等)は?
2021年1月26日 火曜日
設備でフィルムを巻き取る時に、素材が弛まないように張った状態で、シワがよらず巻きたい。
但し、張り方が強すぎて素材が切れたり縮んだりせず、常に一定の適正な張力がかかった状態で巻いていく必要がある。
要するに「一定の送り速度、一定の張力で巻き取る」こと。
だから一定の張力を保つために、巻き取る一方で「適切なブレーキ力」も必要となる。
「適切なブレーキ」によって、フィルムに一定の張力を与えた状態で巻き取ることができます。
「一定の張力」を実現する為の巻取りモータとブレーキの選定がポイントになります。
巻き取っていくと右のロールの直径が段々と大きくなっていきます。
重要なことは、巻き始めから巻き終わりの状態に進むにつれて、「回転速度は遅く」「トルクは大きく」なることです。
だから、巻き取りモーターに必要な特性は下の図のようになる。
通常はライン速度を一定になるように速度センサ等で測定して、巻取り送り出しモータの速度を変える必要がある。
その為に、ローラー径の変化による張力の変化を補正する必要があります。
通常は、ローラー径の変化をモータ速度から算出しモータトルク値を補正して送り速度を一定にする為にセンサ等の機器類が必要となります。
弊社のステッピングモータを用いたサーボシステム(ST-Servo)では、4つのパラメータ(最大回転数、最小回転数、最小回転数時のトルク値、最大回転数時のトルク値)を入力すると「巻取りモード」で自動的に制御できることによって、素材を常に一定の適正な張力がかかった状態で巻くことができます。